『雪女』

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『雪女』(尾道ロケ作品)

先行上映 3/18フリーパス券

あなたに また、あいたかった   

監督 杉野 希妃
出演 杉野 希妃、青木 崇高、山口 まゆ、佐野 史郎
2016/日本/96分

ストーリー
小泉八雲が著した「雪女」を、独自の解釈で国際派映画人、杉野希妃が映画化。尾道市を中心に、全編を広島県内~尾道・府中・三次・高野ロケ~で撮影。
東京国際映画祭コンペティション部門に出品。
ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道に、巳之吉は美しい女ユキと出会う。やがて二人は結婚し、娘ウメが生まれる。

公式サイト

尾道ロケ最新作品が映画祭のオープニングを飾ります。
広島出身の女優で監督も務めた杉野希妃さんと、本作にご出演されたシネマ尾道の常連ゲスト佐野史郎さんをゲストお招きして、尾道ロケのエピソードをお聞きします。
杉野 希妃

杉野 希妃さん(監督・主演)

1984年広島県生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中にソウルに留学。2005年、韓国映画『まぶしい一日』宝島編主演で映画デビューし、続けて『絶対の愛』(06/キム・ギドク監督)に出演。帰国後『クリアネス』(08/篠原哲雄監督)に主演。2008年から映画制作にも乗り出し、主演兼プロデュースした『歓待』(10/深田晃司監督)が第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞などを受賞した他、100以上の映画祭からオファー殺到。第33回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、おおさかシネマフェスティバル2012の新人女優賞を受賞。『おだやかな日常』(12/内田伸輝監督)が第17回釜山国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、トライベッカ映画祭などに招待され、沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー部門で、最優秀ニュークリエーター賞と最優秀主演女優賞、日本映画プロフェッショナル大賞の新進プロデューサー賞を受賞した。2011年の第24回東京国際映画祭で、2013年の第15回台北国際映画祭で特集上映が組まれ、2014年の第43回ロッテルダム国際映画祭では日本初の審査員に選ばれる。『ほとりの朔子』(13/深田晃司監督)は、第35回ナント三大陸映画祭でグランプリ「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞。2014年に、監督第1作『マンガ肉と僕』が東京国際映画祭やエディンバラ国際映画祭に、監督第2作『欲動』がミュンヘン国際映画祭、タリン・ブラックナイト映画祭といった数々の映画祭に正式招待され、第19回釜山国際映画祭の新人監督賞を受賞。監督主演作『雪女』が、2016年の第29回東京国際映画祭コンペティション部門に選出。


佐野 史郎

佐野 史郎さん(俳優)

1955年山梨県生まれ、島根県松江市育ち。1975年、劇団シェイクスピア・シアターの創立に参加。1980年より劇団状況劇場(唐十郎主宰)を経て、1986年林海象監督「夢みるように眠りたい」で映画主演デビュー。1992年テレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」(TBS)のマザコン男、“冬彦”役が社会現象となる。1999年、映画「カラオケ」で初監督。2006年、植田正治の写真をモンタージュした映像作品「つゆのひとしずく」(DVD/2006年/東映アニメーション)を監督。アレクサンドル・ソクーロフ監督「太陽」、カン・ジェギュ監督「マイウェイ」など海外作品にも出演。テレビや映画、舞台への出演の他、音楽活動、本の執筆もこなし、多方面で活躍している。これまでの出演作品は110本を超える。
幼少期から幻想怪奇の世界に親しみ、松江ゆかりのラフカディオ・ハーン=小泉八雲にも惹かれていた。映像の仕事にたずさわるようになり、ますます小泉八雲作品と関わる機会も増え、2006年に松江で始まった小泉八雲の朗読は今やライフワークとなっている。
近年、朗読や舞台挨拶、「雪女」の撮影などで尾道に訪れる機会が増えている。


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