尾道

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『尾道』

1963年/8mm/17分

監督・撮影・編集:大林宣彦

一人の少女が訪れた尾道の風景が抒情詩のように8mmフィルムで編まれていく。
尾道水道をはさんで尾道市街を見渡す兼吉の丘から跳ねるように駆け降りてくるヒロインは、のちに妻となり、個人映画時代から現在までプロデューサーとして大林映画を支える、大林恭子さんその人である。
8mmキャメラを単に想い出の記録装置ではなく、創作表現の画期的ツールとして駆使し、すでにこの時代から大林映画の真骨頂を観ることができる。

ÉMOTION

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『ÉMOTION
=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』

1966年/16mm/38分

製作:大林恭子 脚本:羽生杏子 監督・撮影・編集:大林宣彦 撮影:小谷映一 編集:相沢尚子、坂間雅子 音楽:宮崎尚志、出原みやこ 録音:内田ひろし&KRC 語り:内海賢二、ドナルド・リチー、小谷正子

出演:石崎仁一 喜多村寿信 宗東美 田端エミ 赤坂サリ 高橋一郎 町田圭子 岡美行 平田穂生 大林千茱萸 立川多美子 森みすず 特別出演:石崎浩一郎 金坂健二 佐藤重臣 富田勝弘

ロジェ・ヴァディムとその名作『血とバラ』にオマージュを捧げた16mm作品。いや映画そのものにオマージュを捧げた映画とも言える。
アヴァンギャルドでありながらその高い完成度は今見ても斬新で何ら色褪せるところはない。
明確なストーリー性をあえて排除し、幻想的で耽美な映像や心情描写の連続提示によって観る者の心に言葉にできない強烈な印象を残す。
いまデジタルムーヴィーしか知らない若者たちにも大いなる刺激となるに違いない。

CONFESSION

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『CONFESSION
=遥かなるあこがれギロチン恋の旅』

1968年/16mm/70分

製作:大林恭子 監督・脚本・編集:大林宣彦 撮影:青柳正司 美術:外山鶴良 衣装:宮村桂子 編集:相沢尚子、坂間雅子 音楽:宮崎尚志 語り:内海賢二

出演:山崎草介 荻原憲三 岡本ちか子 姿みゆき

CMを制作していた仲間たちと2週間の正月休みを取り、16mmキャメラと50巻のフィルムを持ち込んで古里・尾道で撮影した自主制作時代最後の集大成。大林映画のスタイルにつながる要素がいくつも垣間見える。
御袖天満宮、浄土寺やポンポン岩、坂道、線路、瓦屋根の連なりなどのちに尾道で撮影されたさまざまな作品で登場する風景が凝縮されている。
楽しくも切ない映画ごっこ。
尾道大林映画の原点にして、すでに完成形とも言える作品。


《個人映画》あるいは《実験映画》の先駆者として日本のアンダーグラウンド・ムーヴィーの礎を築いた大林宣彦監督。
自ら映像作家でもある安藤紘平さんを聞き手にお迎えし、その時代性と若き日日の作家性を振り返りながら、初期作品群が持つ意義を浮かび上がらせる。
大林宣彦監督

大林 宣彦さん

映画作家
安藤紘平さん

聞き手:安藤紘平さん

早稲田大学名誉教授・映像作家
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